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490円 (税込539円)
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
帯無、レーベル面にスレあり、カビあり
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。伝説の初来日公演(後楽園球場&甲子園球場)1ヶ月前にリリースされた72年のサード・アルバム『トリロジー』は、コンサート序盤に演奏される定番のナンバーとなっていくアーロン・コープランド作曲の「ホウダウン」や、Greg Lakeの美しいバラード「フロム・ザ・ビギニング」を収録した名盤。もちろん他にも、2つのパートに分かれた組曲「永遠の謎」、ロマンティックなピアノから怒涛の変拍子になだれ込む表題曲「トリロジー」、シンセサイザー・オーケストレーションによる「奈落のボレロ」など、とても個性的な楽曲が並びます。まさにトリロジー=三位一体というタイトルに相応しい名盤です。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
「トリロジー」のインスト・パートになだれ込んだ時のカタルシスは圧倒的です。わたしは洋楽聴き始めの頃、ギターの上手い下手がわからず、…なのでギターの好き嫌いがありませんでした。それに比べてキース・エマーソンの鍵盤は解りやすかったのです。エマーソンの鍵盤は、クラシックをきちんと学んだ正統的な奏者のものではないと思っています。ガーシュインとかジョプリンとかアーロン・コプランドとか、米国の大衆音楽寄りの作曲家に通じ、欧州では民俗的な作曲家の曲をよく取り上げています。それがとてもロック的に感じました。
一方、グレッグ・レイクのベースも解りやすかったです。ギターがいないことで、レイクはベース音を金属的に響かせる方法を発明しています。それによって、ポール・マッカートニー並に「立つ」ベースでした。たまに弾くアクースティック・ギターもよかった。考えてみたら洋楽で「歌」以外の「演奏」を聴くことを教えてくれたのが彼らでした。奏者が3人しかいなかったから、聴き分けることができたんですね。
お金がなくて、それぞれのバンドのLPを1枚しか買えなかった頃から親しんでいる盤です。手放すつもりは全然ありません。2024.01.09