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ジェネシスやピンク・フロイドのカヴァー・バンドとして05年に結成されたルクセンブルグの新鋭プログレ・バンド。2015年デビュー作。「チューブラー・ベルズ」のようなピアノとエコーをまぶしたロジャー・ウォーターズばりのベースではじまり、キーボードが浮遊するメランコリックなパートを抜けると、ギターがそびえ立つ壁のようにリズムを刻み、エモーショナルなリードが駆け抜ける。感情を包み込むように歌い上げる伸びやかなヴォーカルと夢想的にたゆたうような流麗なメロディも絶品です。同じくピンク・フロイドの影響下にあるポーランドのMILLENIUMと比べると、中性的なヴォーカルもあってか、かなりセンチメンタル印象。ヨーロッパ的な美意識を感じさせる好盤です。
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