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HOSTSONATENなどで活躍する90年代以降のイタリアン・プログレを代表するコンポーザーのFabio Zuffantiを中心に、93年にジェノアで結成されたバンド。前作から6年振りとなる04年作4th。全体的に叙情的なメロトロンとリリカルなピアノをフィーチャーした、メロディアスなサウンドが印象的。とは言っても、ただのメロディアス・ロックなはずがなく、クラシックや現代音楽などの確かな音楽的素養を感じさせる、格調高さと緊張感が全体に流れています。全くユルさがありません。「静謐なドラマティック」とでも言いましょうか、さすがに高いセンスを感じさせる逸品。
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レビュアー:ike333さん レビューをすべて見る
イタリアのバンドなのに特段アクが強いわけでなく、飛び道具も使わない、しかし、じっくり聞き込むと、美しいメロディとアレンジにノックアウト、という優等生的なところが売りのFinisterre。スタジオ盤の前作では、エスニック調メロディや女性Voなどの飛び道具に手を出したかと思いましたが、今回は正統派のシンフォで迫ってきます。アルバム開始直後から、キーボードやギターのファンタスティックな音と、歌メロにググッときて傑作シンフォの予感。最後まで至福の時が流れ、予感の正しかったことを実感しました。拗くれたプログレを聴き疲れた人、たまにはこういう音楽を聴いて精神を安定させましょう。