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レア・バードのリーダーGraham Fieldが、元キング・クリムゾンのドラマーAndy McCullough(dr)らと結成し、71年に唯一作『FIELDS』を残したキーボード・トリオ。なんと2nd用に録音されながら、お蔵入りとなっていた幻の音源が発見され、40年以上の時を超えてめでたくリイシュー!1stからベースが代わっており、新たに元スーパートランプのFrank Farrellが参加しています。クラシカルな格調高さの中に英国らしい幻想性や叙情性や牧歌性がにじむハモンド・オルガンをフィーチャーしたキーボード・プログレは変わらず魅力的で、優美なメロディと朗らかなヴォーカルもまた胸に響きます。Andy McCulloghによるタイトでいてふくよかなな歌心あるドラミングもまた聴きどころです。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
フィールズのファースト作の良さは、ブルーズ、ジャズのテイストがクラシカルなオルガンと調和していたことにつきると思っています。渋いギターを弾いていたアラン・バリーが代わってしまっているので、残念ながらファースト作の絶妙な魅力は半減しています。それぐらいアラン・バリーは貢献していました。
ただしグレアム・フィールドのころころしたキーボード、アンディ・マクロークのドラムズは健在、むしろマクロークの演奏はこちらの録音のほうが派手に感じるほどです。クラシックに偏りすぎず、ロックンロールの世俗的なところを残したオルガン・トリオで、貴重なグループです。
ライナーによると、グレアム・フィールドにファースト作のリマスターの交渉にいったとき、セカンド作の録音がすっかり終わってスタジオに眠っていると教えてもらったそうです。彼が健在だったことからの発掘だったのですね。