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アメリカはイリノイ出身、後にチープ・トリックで活躍するギター/オルガンのリック・ニールセンとベースのトム・ピーターソンが在籍していた米ハード・ロック・グループ。EPICより70年にリリースされた唯一作。尖ったトーンのリズム・ギター、ゴリゴリとアグレッシヴに突っかかるリッケンバッカーによるベース、圧倒的な手数のエネルギッシュ&タイトなドラム、力強いシャウトが魅力のソウルフルで逞しい男性ヴォーカル。リック・ニールセンは、オルガンとメロトロンがメインのクレジットとなっていた、エッジの立ったハード・ロックにプログレッシヴな香りを付け加えていて印象的。凄まじい音圧で畳み掛ける熱気むんむんなハード・ロックを鳴らしつつ、メロトロンが豪快に鳴り響いちゃう曲もたまりません。ザ・フーとトラフィックと初期イエスをゴッタ煮にした感じ(もしくは、フラッシュの音圧をグインと挙げた感じ!?)の素晴らしいハード・ロックを聴かせる快作!これは悶絶必至!
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ふだん聴きにはならないかも知れません。たえずギター2本とオルガンが鳴り響いていて、ドラムズはどしゃどしゃ叩きまくっています。ギターもリフの部分がほとんどなくて、ダーティな奏法でがなり続けているのです。音の第一印象は、よくあるUSサイケデリックです。ちょっと音の整理をしてくれんかな、と思いながら聴いていました。
リーダーはリック・ニールセンで彼がほとんどの作曲にも関与しています。オルガンの印象は、悪いけれどあまり残りません。ギタリストのセンスが悪いのかと思って、チープ・トリックのファーストと聴き比べてみました。すると驚くことに、チープ・トリックのほうも同じようにギター2本ががなっています。チープ・トリックは作曲とリフづくりがしっかりしているせいで、ラウドなギターが気にならなかったのです。聞けばこの時期のニールセンのアイドルは、ザ・ムーブだったとのこと。カオスの原因は、ここにあったのかと思いました。
アルバムに先行して出たシングルの「ハウンド・ドッグ」は、R&Bを相当ヘビーに演奏しています。それもロックンロールを途中テンポを変える形で。アナーキーなギターと、メロトロン洪水が好きな人限定のしろものです。2022.10.01