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レビュアー:purebluesさん レビューをすべて見る
日本のプログレッシヴ・ロックバンド アイン・ソフの2nd。1986年リリース。
今回もオールインストである。
前作のようなインパクトに欠け(タイトルを除く)、地味にみられがちなアルバムであるが個人的にはこちらの方が好きである。まず曲がよい。前作はテクニックや曲構成など魅せる要素盛りだくさんのアルバムであったのに対して、この2ndは明らかに「曲を聴かせる」ことに重点を置いた自然体のアルバムといえる。
そしてこのアルバムの大きな特徴は、そこここに日本人の琴線に触れる繊細なフレーズや美しいメロディ、巧みな曲展開が散りばめられているところである。まさに「日本人が作ったジャズロック」。ああ、心地よい。5曲目なんてまるで演歌みたいだ。
それにしても86年にこの音とは!バンドの信念をも感じることができる。こちらも名盤!