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60年代から活躍するブラジルのグループが73年にリリースした1stアルバム。ハモンド・オルガンにブルージーなギターが絡むブリティッシュナイズされたサイケ・ロックと、南米らしい叙情性溢れるメロディーが胸を打つアコースティカルな歌もので構成。特筆すべきは「歌もの」で、切々と歌い上げる誠実なヴォーカルにより歌われる哀愁漂うメロディーが感動的。彼らの歌心が爆発したセンチメンタルな楽曲に心酔します!ボーナス・トラック2曲収録。
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レビュアー:けんたろうさん レビューをすべて見る
南米ブラジルということで歌物中心のバンドかと思っていましたが、キラキラした音色のオルガンと重厚なファズギターが活躍するオルガン・ハード・ロックでした。でもそこは南米、歌は繊細で優しい声で、その暖かみが心にしみます。基本は重厚なハード・ロックですが、フォーキーにジャジーに強弱をつけて展開するのでプログレッシヴ・ロックとしても聴き応えがあります。チリの名バンド「EMBRUJO」をもう少しハード寄りにして大作志向にした感じです。英国のCARAVANのような暖かみのあるロックが好きな私にはとても気に入った作品です。南米はアルゼンチンに同じ傾向のバンド「HUINCA」がいます。このバンドもリマスター再発を強く希望します。