カケレコ・レビュー

ヴァン・モリソンにも匹敵し得るルーツ系SSWの逸材、04年のデビュー作、ザ・バンドのファンも是非

アメリカ東北部のカナダにも接するニューハンプシャー出身のSSW。1973年生まれで、2004年にデビューした遅咲きのミュージシャン。04年作のデビュー作。オープニング・ナンバーで彼が歌いだした瞬間、心を撃ち抜かれました。豊かな響きのアコギ、ジャジーなタッチもある芳醇なリズム隊、そして、CSN&Yやニール・ヤングやジョニ・ミッチェルとともにオーティス・レディングなどソウルもフェイヴァリットにあげているのも納得の素晴らしすぎる歌声。頭に浮かんだアーティストがヴァン・モリソンで、ヴァンの傑作『MOONDANCE』『VEEDON FLEECE』にも比肩する世界が広がっていることにただただ驚きました。2000年代にこれほどのコクのある音が聴けるとは。ヴァン・モリソンやザ・バンドなどウッドストック界隈のアーティストのファンは間違いなく度肝を抜かれるはずです。一人でも多くの人に何としてもこの音楽を届けたい。カケレコが自信を持っておすすめするルーツ系SSW新鋭の傑作デビュー作！

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