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16歳の若者が率いるカンサスのサイケ・フォーク・ロック・トリオ、同郷のSMACKと同じくAUDIO HOUSE LABELより74年に極少数枚がプレスされたのみという、ポコラ本にも掲載されている激レア盤。アコギのストロークや爪弾きを中心に男女ヴォーカルが乗るシンプルなスタイルで、新緑が目に浮かぶような爽やかさとともに、どこかやるせない倦怠感がにじみ出た「心ここにあらず」で物憂いフォーク・ロックが印象的。ビートリッシュなバンドやソフト・ロックにもハマリそうなハートウォームで魅力的な歌声の男性ヴォーカル、そこにコーラスをつける素人っぽい(そこが幻想性を生んでいる)女性ヴォーカル。フックに富んだメロディ・ラインも特筆です。サイケ/アシッド・フォークのファンは一聴是非。
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