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女性ボーカリストSonja Kristina、名ヴァイオリン奏者Darryl Wayを擁したイギリスのプログレ・バンド、74年のイギリス公演を収録した75年ライブ作。その内容は彼らの代表曲が贅沢に並べられた、プログレ史に残る名ライブ盤となっています。スタジオ作では非常に繊細で丁寧に音を紡いでいくグループであり、スタジオバンドのような印象のある彼らですが、本ライブ盤で聴けるのはSonja Kristinaのヒステリックなほどにパワフルな歌声、Darryl Wayの鋭い切れ味とドライブ感のあるヴァイオリン、そしてバンド陣全体の一糸乱れぬテクニカルなプレイの応酬です。やはりスタジオ作とのギャップに驚いてしまいますが、ワイルドで骨のあるバンドの本来の姿が記録された名盤と言えます。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
税金を払えなかったソーニャを救済するため、ダリル・ウェイとフランシス・モンクマン、ピルキントン・ミクサが集結し、彼女のため3週間のツアーを行った、とライナーにしっかり書いてあります。録音は、バランスが悪いというか演奏が近すぎるというか、それなりで、臨場感とソーニャのどすのきいた声を確認するためのライブでしょう。シャウトするソーニャというだけでも、かなり貴重であります。
ダリル・ウェイにしろ、モンクマンにしろ、ソーニャのことを尊敬していたみたいです。ウルフもスカイもそれなりに名声を得たバンドなのに、ソーニャに号令かけられると嬉々として終結する印象がありませんか。そう考えると、ウェイとモンクマンは、サイド・ビジネスをやっていただけで、ずっとカーブド・エアのメンバーのつもりだったのかも知れません。
「プロポジション」では、モンクマンがテリー・ライリーの引用をやっています。フーの「ババ・オライリー」も、テリー・ライリー影響でできた曲です。テリー・ライリーの「レインボウ・イン・カーブド・エア」は、ナウシカの劇中BGMにも似ていて、ロック・ユーザーでも抵抗ないと思います。それを別にすれば、多くのかたがカーブド・エアのヘビーさに驚かれるでしょう。