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カケレコ・レビュー
70年代の南部ソウル/ロックのDNAを受け継ぐ00年代屈指のSSW、渾身の07年作1st
米南部アラバマ出身のギタリスト兼SSWで、サザン・ロック新鋭の注目グループDRIVE BY TUCKERSの元メンバー。グループ脱退後すぐの07年、数々のソウル・クラシックスを生んだマッスル・ショールズはFAMEスタジオで録音された1stソロ。熱いサザン・ロックやオルタナ・カントリーを聴かせていたDRIVE BY TUCKERSに比べ、ソングライティングの才能が光るSSW然とした作品に仕上がっています。ガツンと重くエッジの立ったリフに哀愁のメロがからむオープニング・ナンバー、ブルージーなアコギ、粘っこいスライド・ギター、アーシーなヴォーカル＆メロにゲスト参加したSpooner Oldhamのオルガンが陰影を描く2曲目、ゆったりとメランコリックなメロディ＆アンサンブルと憂いたっぷりのヴォーカルが胸に響きまくる5曲目「Dress Blues」など佳曲ぞろい。70年代の南部ソウル/ロックのDNAを受け継ぐ00年代屈指のSSWによる渾身の一枚。
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