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69年発表、数多いザッパ作品群の中でもフュージョン色が濃いとも言われている、早すぎた混淆ロック・ミュージック。今、新作として出されても不思議ではないほど古臭さのないばかりかむしろあらゆる時間軸と地域の音楽が並列で聴ける現代にこそ雄弁に鳴り響く、真に創造的な唯一無二の音楽世界と言えるでしょう。本作はギタリストとしてのザッパの恐ろしく高い演奏技術にも注目。全編に渡って弾きまくっているザッパと、サックスとヴァイオリン。インタープレイの応酬が聴き手のテンションを最高潮までに引き上げます。華やかでキャッチーでスリリングそれでいて、聞きやすくもあるのが本作の特徴でしょうか。ZAPPAの鬼気迫る作曲能力と、演奏技術が同時に襲い掛かり、脳天に衝撃をうけるようですが、不思議と聴後には、異様な爽快感と共にカラフルな世界が目の前に広がるかの様。十二分にザZAPPAの魔法が込められた大傑作!
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レビュアー:あんちょびさん レビューをすべて見る
自分はフランク・ザッパというと、どうしても「素人お断り」な印象を受ける。
前衛よりな音楽性のアルバムが多く、膨大な音源を聴いていないとファンには
「それじゃあ彼の言わんとしている事はわからないだろうね」と言われる。
(「これぞ芸術!」「即興にも全て譜面があるのだ!」等と語られる面も苦手)
そんな自分でも難なく聴けたアルバムがコレ。これは非常にわかりやすい。
インストが主なので、難解な歌詞を辞書片手に把握する必要もない。
ジャズ・ロックは嫌い、という人でなければ聴いて損はないアルバムだと思う。
尚、ザッパの音源は使用マスターでアレンジや曲編成が変わるので注意したい。
これは08年リマスター仕様で、発表当時のアレンジ・曲編成に戻っている。
自分はザッパが生前にまとめた93年マスターよりも程よく緩い音で気に入っている。