カケレコ・レビュー

「アイアン・アンド・ワイン」ことサミュエル・ビームによる2011年作4th、70sアシッド・フォークのファンにオススメの名作

1974年生まれの新鋭SSW、「アイアン・アンド・ワイン」ことサミュエル・ビームによる2011年作4th。それにしても素晴らしい歌声。ちょっぴりハスキーで憂いがある歌声で、流れるようにリリカルなメロディを歌われたら、「ハッ」と言葉を失わざるをえません。演奏も絶品で、70年代アシッド・フォークに通ずるドリーミー＆アコースティックな質感を軸に、エレクトリックな音が浮遊感を添え、ゴスペルやジャズなどルーツ・ミュージックも溶け込ませながら、豊潤なサウンドを奏でます。メロディ・ラインの美しさも特筆もの。新世代のSSWをお探しの70sアシッド・フォークのファンには自信を持ってオススメいたします。これは名作です。

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