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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
一つかみでウインター・ファミリーと言ってしまいますが、兄ちゃんとエドガー・ウインターの音楽傾向がいかに違うか。兄ちゃんのブルーズを手伝ったり、R&Bファンクに傾倒したりしたあと、USポップのど真ん中を射抜いた名盤と言っていいでしょう。最近でこそエドガー・ウインターなんて誰も言わなくなりましたけれど。中学校の給食の時間に流れていたぐらいです。
前作までロニー・モントローズが在籍していたという信じられないラインナップ。この盤でモントローズに代わったのが泣く子も黙るデリンジャー先生です。もともとポップス・グループにデリンジャー先生はいたので、こうしたポップス王道に合わせたギターも弾けてしまうのです。さらに良い声を聴かせるダン・ハートマン。この人は天才的に曲づくりが上手い。12.Easy Street、13.Sundown とつながる流れは素晴らしくて涙が出てきます。
エドガーのストロング・ポイントは、たいていの楽器を演奏できてしまうところ。すなわちどんな楽器でも使い方が分かっているということで、トッド・ラングレンにも匹敵する才能なのかも知れません。しかし、小難しいことを考える必要はなく、ハートマンの優しい声に震えたり、愉快にパーティしたりするのが、この音の楽しみ方かと思います。
なに、エドガー・ウインターをご存じない?それはリスナー人生の40%ぐらいを損しています。