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ANEKDOTENとともに90年代プログレ・リバイバルの中核を担ったスウェーデン産シンフォニック・ロック・バンドANGLAGARDによる実に18年ぶりとなった12年作3rd。厳かに静謐に鳴り響くフルート、重厚な低音を奏でるストリングス、神秘的に爪弾かれるアコギによる物悲しく陰鬱なるオープニング。嵐の前の静けさのように粛々とメロトロンが登場し、ごつりと歪んだベース、ロバート・フリップ的なヘヴィかつサステインの効いたギターが切れ込むと同時に、急転直下のヘヴィー・アンサンブルへと突入。これぞプログレ、と言える圧巻のダイナミズム!北欧民謡調の軽快な変拍子の中を、北欧らしいコロコロとしたトーンのギターがリリカルなメロディを奏でるファンタスティックなパートや、ハモンド・オルガンが疾走するレ・オルメ『フェローナ〜』ばりのパートや、テンションみなぎるアヴァン・プログレなパートも織り交ぜるなど、格段に表現力を増したスケールの大きなサウンドはただただ圧巻の一言。北欧ならではの幻想性と神秘性、そして、クリムゾン『レッド』のDNAを受け継いだ荘厳さと実験精神との完璧な融合。00年代以降のプログレの金字塔であるばかりではなく、90年代以降としても屈指であり、さらに1969年にプログレが誕生してからここまでの歴史を総括したと言っても過言ではないような素晴らし過ぎる大傑作。感動的!
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レビュアー:KCさん レビューをすべて見る
1st、2ndを後追いで聴いた私にとって、この3rdこそが最高傑作であると断言できます。
リアルタイムで聴いてきた人にとっては違うのかもしれませんが
しかし、良くも悪くもこの3rdは1st、2ndに比べトラッド臭が抜けています。良くいえば洗練されている、というか。
特に3曲目は素晴らしいです。