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オランダの新鋭シンフォニック・ロック・バンドSILHOUTTEによる12年作。壮麗に鳴り響くシンセ、オルガン、透明感溢れるピアノなどを中心とした作風は以前と変わらないものの、ギターの表現力と映像喚起的な演奏のダイナミズムが格段に進化しており、全編を通じてドラマティックな起伏に満ちた雄大な音の流れを感じさせる点が何より見事。そのサウンドの迫力は以前とは別バンドだと言ってもよいほど。情感豊かなヴォーカルが切々と歌い上げる美旋律もため息が出るほどの素晴らしさで、もはやシンフォ・バンドとして足りないものは何一つ感じられないほどの完成度。ただひたすら優美に劇的に紡がれていくシンフォニック・アンサンブルに必ずや胸を打たれるであろう、珠玉の一枚となっています。おすすめ!ブックレット仕様、ボーナス・トラック2曲。デジパック仕様。
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レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る
最初聴いた時に「SILHOUETTEって、こんなに良かったっけ!?」と思った3rdアルバム。
バンド構成が変わったわけでも、メンバー・チェンジがあったわけでもないのにここまで劇的に進化するものでしょうか?
もしかしたら過去作の聴き込みが足らなかったのかもしれません。
すでに手放してしまったのですが・・・。
如何にもオランダのバンドらしいタイトル曲から始まり、ヴィンテージ感のあるオルガンや美しい音色のピアノも操るキーボードと力強いギターによるドラマティックな曲が続きます。
キャメルを思わせる泣きのメロディも好感度が高く、メンバー4人のうちの3人が代わる代わるリード・ヴォーカルを取っていることが曲の印象の変化をもたらしています。
それが、繰り返し聴いていても飽きが来ない要因のひとつなのかもしれません。
厚みのある演奏で10分超えの長尺曲とコンパクトな曲がバランス良く配された正統派シンフォ作品だと思います。