カケレコ・レビュー

LA出身、ママス＆パパスとジェファーソン・エアプレインをブレンドしたようなサイケ/ソフト・ロック、67年作

67年〜68年にLAをベースに活動していたものの、アルバムをリリースすることなく解散した幻のソフト・ロック・グループ。後にセッション・ドラマーとして数多くのロック名盤に参加する名ドラマー、ジム・ケルトナーが在籍。ライナーには「ママス＆パパスとジェファーソン・エアプレインを足して二で割った感じ」と書かれていますが、確かにその通り。まどろんど男女ヴォーカル＆メロディ、まばゆいパパパ・コーラス、R&Bの確かな素養のあるタイトかつしなやかなリズム隊、ファズ・ギターやパーカッションによるサイケデリックなエッセンス。バーズの『名うてのバード兄弟』にグレイス・スリックがゲスト参加した感じ？とも言えるかもしれません。アルバム用に制作していた音源に加え、レニー・ワロンカーのプロデュースによるシングル曲を収録。マジカルな佳曲揃いで、ソフト・ロックのファンは必聴と言える好グループ。

他のお客様の同時購入CD

YouTube動画