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SONG CYCLE

VAN DYKE PARKS

評価:41件のレビュー

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9258562(WARNER

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カケレコ・レビュー

バーバンク・サウンドの真髄、68年リリース

ワーナーのプロデューサーとしてバーバンク・サウンドを担ったり、ビーチ・ボーイズ幻のアルバム『スマイル』の制作に参加するなど、米ロックを語る上ではずせないミュージシャン。彼が68年にリリースしたデビュー作がこちら。古き良きアメリカン・ポピュラー・ミュージックを60年代ポップとして甦らせた作品で、管弦楽器による映像喚起的なアレンジが光る色彩感覚豊かな傑作。

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評価:4この音を理解できない人を責めることは出来ない(7 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

USポピュラー音楽をヒットチャートで理解する人には難解極まる音かもしれません。ハードロックとR&Bばかり聴いている自分としても、最初どこがいいのかさっぱり、というのが実感でした。米国音楽にも詳しくなったと己惚れていた時だったので、これを名盤と持ち上げる人が不可思議でした。サウンドは、ピアノ、弦楽器と管楽器が主でパーカッションらしいパーカッションは入っていません。古いニュースフィルムや、アニメーション(例えば「トムとジェリー」とか)のバックで流されているような匿名性の音楽です。パークスの声や歌は、意図的にレベルが低く録音されているか、残響の彼方に加工されています。

曲単位で印象を切り出すことも不可能です。ミュージック・コンクレートという手法があります。印象はそれに近いです。メロディやリズムをつかもうとしているうち、あっという間に33分が終わってしまいます。

これは、ワーナー・レーベルでレニー・ワロンカーの右腕として裏方をやっていたバン・ダイク・パークスの業界挑戦状なのです。僕は自分が聴き親しんだ「親世代」の音楽をやっていくよ、という。流行も無視するし、スコティッシュ・アイリッシュ系のカントリーも、わかりやすい形では音にしないよ。とにかく違和感がなくなるまで流しっぱなしにしてください。慣れると猛烈な郷愁におそわれますから。2022.07.07

ナイスレビューですね!

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