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単発ながら素晴らしい作品を残したイタリアのプログレッシブ・ロックグループの76年唯一作。ゲスト・プレイヤーにPICCHIO DAL POZZO のAldo De Scalziを迎えて製作され、メロトロンの名盤としても知られるその内容は、ファンタジックなフォーク・ロック風の牧歌性が素晴らしい優美なサウンド。フルートやヴァイオリン、ギターが彩るフォーキーな音楽性を基本にメロトロンやアナログ・シンセサイザーが神秘的な広がりを加味しています。ほとんどリズム・セクションを廃した作風とシンセサイザー・サウンドの効果もあって、ジャーマン・ロックなどにも通じる浮世離れした浮遊感を持っていることが個性的ですが、やはり優美なメロディーには確かなイタリア叙情を感じます。
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レビュアー:Durangoさん レビューをすべて見る
冒頭、湧き上がってくるメロトロンによってすでに別世界にいます。
多彩な楽器が舞い踊るように奏でられ、ジャジーなサックスなども入ってきたりで、かなりアーティスティックな音楽をやってます。
また、メロディやアンサンブルが世界観をしっかりと主張しており、中世、あるいはそれを通り越して神話の時代にまで想いを至らせてくれるので、好きな人にはたまらなく魅力的でしょう。
そしてメロトロンがまたいいところに入ってきて盛り上げてくれるのです。この世界観演出に一役も二役も買っています。
終始穏やかなムードではあるものの時に怪しげに、また時には荘厳に。
神話的で神秘的な印象を与えるという意味では、フォーク版チェルヴェッロという見方もできるかもしれません。
もっともあのようなエグさは皆無ですが。
イタリアンロックの美の部分を堪能するには格好の一枚です。
レビュアー:じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
非常に美しくて親しみやすいシンフォ・ロックに仕上がっています。イタリア人にこういうものを作らせたら天下一品ですね。