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ANGEのマネージャーが設立したCryptoレーベルよりデビューし、フランスらしい耽美な幻想色を持ち、緊張感を持たせながら浮世離れしたファンタジックなサウンドを作り出したグループの75年デビュー作。各種浮遊感のあるエフェクトを駆使しながら独特のサイケデリックな質感を漂わせ、シンフォニックな味わいを感じさせるジャズ・ロックアンサンブルを聴かせます。KING CRIMSONを髣髴とさせるダークな変拍子なども登場し肉感的に迫るような局面もありますが、KING CRIMSONのようにハードに聴こえさせないのは前に押し出されたサックス、フルートの流れるような幻想色。冷たい狂気を内包させた名盤と言えるでしょう。
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レビュアー:普段はメタルさん レビューをすべて見る
少しアンニュイな音。個人的にSAXの音色が好きなため、好みの真ん中に来ました。
同郷のASIA MINORにも近いかなと思います。
もう少しメリハリというか、起承転結があれば5点献上したいです。
レビュアー:プログレ者さん レビューをすべて見る
摩訶不思議なジャケに包まれたフレンチ・ジャズ・ロック。と、いっても「マグマ」や「ザオ」などの獰猛さはなく、むしろ「パルサー」や「ワパスー」といったバンドの耽美的サウンドに近い。特にキーボードの音にフランス独自の”それ”を感じるので、その辺のサウンドが好きな方にお勧めしたい。
レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
フランスのクリムゾンは一体いくつあるんだ、と問いかけたくなります。クリムゾン云々は別として、フランスのグループは、サックスとエレクトロニクスが好きだと思いますね。グループ名が「今を楽しめ」で、CDタイトルが「時を忘れて見続ける」。ボーカル、コーラスに弱さがある一方で、楽器のアンサンブルはメランコリックでなかなか聴かせます。
ライナーによれば、グループの歴史は古く、ニースでR&Bやヒープ、パープルのカバーをやったり、ジェスロ・タルのようなプログをやったりしていた、とあります。専任のボーカリストが脱退し、インスト中心のこのスタイルになったのでした。ギターにロバート・フリップ、キーボードにデイブ・シンクレアの影があるのが判ります。しかし、やはりこの盤の見せ場はサックスにあります。率直に申し上げて、サックスが出てこないパートは、普通のプログレです。
ただクールさを感じる音で、熱い夏向きかも知れません。冬の日本海を見ながらこの音を聴いていると、体の芯まで冷え切ります。きょうは冬至なので、あえて冷たい音を選びました。