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元HARMONY GLASSのTony FergusonやKenny Roweらによって結成されたブリティッシュ・ロックグループによる73年作。Hipgnosisのジャケットが個性的な本作は、ウェストコースト・ポップとプログレッシブなアンサンブルが融合した傑作であり、特にコーラス・ワークの妙技はQUEENを髣髴とさせる特筆すべきものです。また、リュートやバラライカなどの宮廷古楽的なアプローチも見せるなどその音楽的な引き出しは予想以上に多く、メロトロンが英国然とした哀愁とドラマティックな展開を生み出すなど聴き所に恵まれています。AFFINITYのヴァージョンがおなじみ「I Am and So Are Are You」やSteely Danの「Midnight Cruiser」のカヴァーをはじめ、20分を超える大曲も用意された傑作です。
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レビュアー:Durangoさん レビューをすべて見る
世評の高さから期待していたのですが。まぁいたって普通のブリティッシュロックといった感じです。カヴァー2曲は元曲がいいので問題ありませんが(1曲目のオリジナルはアフィニティーではなくアラン・ハルらしいですね)、オリジナル曲のインパクトがどうしたって弱い。クイーン風の派手なコーラスは確かに耳を引きますが、全体的に「巧さ」みたいなものはあまり滲み出ていません。長尺曲も普通のブリティッシュロックをコーラスパートで持たせただけという印象を受けてしまいます。序盤はなかなか期待させるんだけどね。もちろん有象無象の70年代ブリティッシュロック界にあっては無視できないクオリティを持ったグループだと思いますが、少なくとも一般の評価に見合うだけの魅力は見出せませんでした。もし私と同じような印象を抱かれた方にはKRAZY KATのほうをお勧めします!
レビュアー:さん レビューをすべて見る
これ大学時代近くの小さな中古レコード屋で帯付き国内盤の見本盤LP¥1000−で買ってさー、だって帯にリュート、バラライカ、メロトロン、シンセを駆使してるって書いてあってジャケがプログレらしくて即買いしたよ。今回cdで買い換えた。
当時家に帰ってA面全て聞いて個人的に残念で、希望をB面20分の大作に向けたらこれが大当たりで、なんだーこりゃーと意外だった喜びをよく覚えているよ。ジャケをあのヒプノシス?が手がけてる位の事はある。この20分の大作は不思議な魅力があって、ヘビーシンフォニックファンには向かない。特に爽快さとコーラスワークに古楽器の絡みが売り!この1曲の為に買ってもいいと思う。変わったプログレとも受け取れる。昔から私は次はどうなる大作志向ファンです!バンド真面目にやれば解かる事だよ。1番難しい楽器はヴォーカルだという事です。BEATLES、特に初期のQUEENのヴォーカルコーラスワークはぶっ飛んでいたと思います!!本作のタイトルはズバリVOICE(声)です。いいコーラスやっていてだてに大昔国内盤LP発売されてた訳では無い。評価は個人的に4にしたのはもうひと捻りと曲に仕掛けを欲ばったからです。そうじゃなければ5です!!
レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
かつて深民淳氏がSmallcrepts Dayのライナーで「ブリティシュ・ロックはプライドの音楽だった」と書かれていました。その香りを追い求めているリスナー諸兄ならば納得できると思います。まずは聴いてください。エピング森のむせかえるような霧の中で思いっきりあくびしてみませんか?