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ノルウェーのシンフォニック・ロック・グループ。2011年作3rd。YESのジョン・アンダーソンを彷彿とさせるハイ・トーンが魅力のヴォーカルに変わったことにより、ANEKDOTENやANGLAGARD直系のヘヴィ・シンフォを聴かせていた09年作と比べ、YES直系のヌケが良くファンタスティックなシンフォニック・ロックへと変貌しております。70年代へのオマージュに溢れたメロトロンやオルガンなどヴィンテージ・キーボードの使用といかにも北欧らしいメロディ・センスは健在。管弦楽器による幻想的なパートから、突如、エッジの立った高速ギター・リフが炸裂し、GENTLE GIANTばりの硬質で変幻自在の変拍子で圧倒的なスピード感で畳みかける展開など、構築力も見事。分かりやすく言えば、YES meets ANEKDOTEN!これは素晴らしい!圧巻の傑作!
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レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る
ノルウェーのプログレ・バンドWOBBLERの2011年3rdアルバム。
S.ハウのようなギター、(C.スクワイアーとまでは言わないけれど・・・)良く響くベース、そこにJ.アンダーソンを思わせる声質のヴォーカルが加わり、かなりYESに近づいた感じがする。
このアルバムからヴォーカルが代わっていることも、印象の変化に影響しているのかもしれない。
YESと異なるのは、R.ウェイクマンのようなきらきらサウンドではなくヴィンテージ色が強いキーボードだが、まあ初期のYESを思い浮かべると当たらずとも遠からずという感じなのかもしれない。
リズム隊もテクニカルでしっかりと曲を支えており、ゲストで加わるフルートやバスーンが如何にもプログレ・ファン好みの作品だが、何と言ってもキーボードの人のプログレ志向が強い。
アコースティック・ギターの繊細なメロディーで始まり、メロトロンがドラマティックに鳴り響く4曲目に代表されるように、意外と静と動の切り替えや曲調の変化が激しく、曲構成としては良くできているのだけれど、もうひと展開欲しいところで終わってしまう曲があるのが少し残念かも・・・。