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サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年発表の『狂気』の大ヒットを経て、PINK FLOYDは日用品を使った前衛音楽「Household Objects」を企画。しかし、これは実際にレコーディングも行われていましたが、途中で頓挫しました。そして、1975年に発表された『炎〜あなたがここにいてほしい』は、全米および全英1位を獲得した前作『狂気』と並ぶPINK FLOYDの代表作のひとつとなりました。最大の聴きどころは、アルバム冒頭と最後に収められた9つのパートから成る「クレイジー・ダイアモンド」でしょう。この大曲は、(Roger Waters自身は否定しているものの)早くにグループを離脱することになってしまったSyd Barrettに捧げられた楽曲だと言われています。さらに、79年にリリースされる傑作『ザ・ウォール』につながるテーマが登場する「ようこそマシーンへ」、プログレ・フォーク・ミュージシャンRoy Harperをゲスト・ヴォーカリストに迎えた「葉巻はいかが」、そしてRoger WatersとDavid Gilmourが揃って「グループの最高の楽曲のひとつ」と胸を張る「あなたがここにいてほしい」が収められています。『狂気』に続き、本作も間違いなく名盤です。
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レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る
彼らはプログレなのか?と思うことがある。ええ、個人的な見解ですが「狂気」がなぜ売れたのかというところとの関連がある。
いわゆる我々が好きなプログレは、一般の方々が好むものとは正反対なのだということだ。フロイドはファンタジーを歌わない。クラッシックの要素もジャズも感じられない。メロディはわかりやすく、初期はサイケデリックロックをベースとしていたが、後期は現実の社会問題への批判が時にはブルージーに時にはパンキッシュに表現されていたと思う。もうこの時点で「プログレファン」が嗜好する要素からはかけ離れたでしょ?一般に売れた「プログレ」アルバムであるが、彼ら自身がプログレッシブロックとは発言していなかったと思うし、その範疇にあてはめられることは好んではいなかったのではないかと思う。
テープギミックを効果的に用いてはいるが、それだけだ。M1とM6で他の楽曲を挟んでテーマ性を設けている。M5のアルバムタイトル曲、もちろんアルバムタイトルにも象徴的に刻まれるのはシド・バレットへのメッセージである。こういう直接的な表現も幾数多のプログレバンドのはるか先を行く、まさに「フロイドロック」なのである。一般の人々はプログレバンドのフロイドをチョイスしたのではなく、「フロイドロック」のフロイドの出すアルバム・楽曲をチョイスした。結果的に売れたのである。
そういう意味では本作は前作がなぜ売れたのかを説明するための一枚なのではないかと思ってしまう。あくまでも個人的見解ではあるが。
M6の最後、空に抜けていくようなKeyが実に印象的だ。もちろん他の楽曲もすばらしいが、ここのパートの数分にも満たないラストのラストが好き。
レビュアー:KCさん レビューをすべて見る
shine on you crazy diamond
この曲を聴いて「そうだ、ギター弾こう。」と思い立つ人を誰も責められまい。
ここでのギルモアのギタープレイ、神がかりすぎてます。
フロイドを初めて聴く人は狂気ではなくこちらから入るべきです。
炎〜あなたにこれを聴いてほしい