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仏/加/英に跨る謎めいたソフト・サイケ・バンド「CLINIC」が音楽を担当した、69年作のカルト映画「渚の果てにこの愛を」サントラ盤!冒頭の曲「The Girl From Salina」はポップ・シンガー、CHRISTOPHEによるヴォーカル。ストリングス・アレンジが秀逸なイージーリスニング的ラヴ・ロマンスなサントラ楽曲と、CLINICによる映画タイトルのテーマ曲もクリーミーで夢見がちなソフト・サイケ楽曲仕上がっています。中期PINK FLOYDの映像的なサイケ・チューンや、CYRKLEが担当したサントラ、「MINX」なんかの雰囲気が好きな方には、素晴らしい一枚となることでしょう。全編を男女のラブがオブラートのように包みこむ、アンニュイな一枚です。
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レビュアー:ぶっこみハム太郎さん レビューをすべて見る
フロイドのモアは映画の内容通りの混濁した釈然としない音なのに対して、こちらはヨーロッパの美意識を前面に押し出した美曲揃いでとてもサントラとは思えない程シンフォニック。だいたいCHRISTOPHEのLA ROUTE DE SALINA自体がYOU TUBEで試聴すれば分かるが、クラシカルな美しさを讃えるオルガンシンフォニックの名曲である(サムネが、Mファーマーでないのを選ぶと歌入りのが出てくる)。