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2190円 (税込2409円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
廃盤、紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、インサート2枚入り仕様、定価2039+税。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
米国南部…と言ってもオールマンやレイナードみたいな男汁ロックとは違って、安らぎを与えてくれるレコードです。ただし安らぎと感じるのは最初だけで、聴き馴染むうち、重なるギターの重厚さや華麗さ、洗練されたピアノのとりこになってしまうでしょう。また、バックコーラスもとてもいい。マーク・ベノ自身は、そんなに個性強いボーカルではなく、どららかと言えばたどたどしい。これが華麗な女声コーラスに支えられる構図が、彼の人徳を感じさせます。ベノの人柄に触れた多彩な音楽家が、みんな「良い人」になって彼を支え切ったレコードだと推測します。
孤独感が迫るカントリーもあれば、シカゴ・ブルーズもあります。特に、電化し歪んだギター演奏がすごいんです。ボビー・ウーマックにクラレンス・ホワイトにジェシ・デイビズ、そしてベノ自身。誰がどこを弾いているかなど、わたしは判らず、口を開けて聞き惚れるばかりです。3曲目では、声にアンプリファイアかまして、シカゴ・ブルーズの割れた感じを出そうとしています。かっこよいです。
何度も聴くうち、マーク・ベノが自立を表現しようとしていることに気づきました。誰かに寄りかかるのではなく、自分の足で立つ人生。もちろんひとの助けを借りても、心が自立していればよいわけです。よいレコードだと思います。2023.02.02