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SALSA CATALANA

ORQUESTRA MIRASOL

評価:51件のレビュー

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カケレコ・レビュー

74年発表、エレクトリック・マイルスや初期リターン・トゥ・フォーエヴァーに対するスペインからの回答!

74年にバルセロナで結成されたジャズ/フュージョン・ロック・グループ、74年のデビュー作。主なメンバーは、OMやJordi Sabatesのソロに参加したマンドリン/ベース奏者のXavier Batllesと、後にBLAY TRITONOに参加するKey奏者のVictor Ammann。OM〜Jordi Sabates〜BLAY TRITONOの流れにあるジャズ・ロック〜アヴァンギャルドを軸に、初期リターン・トゥ・フォーエヴァーのフュージョン、そしてサルサを取り入れた意欲的なサウンドが持ち味。Key奏者はアヴァン色の強いBLAY TRITONOに参加するだけあり、チック・コリアと比べてトーン、フレーズともに暗く重いのが特徴で、マンドリンや管楽器にもチェンバー・ロック的な張りつめた空気感があり、パーカーションやホイッスルなどサルサのエッセンスをブレンドしていますが、全体的には爽やかさはなく緊張感があります。静謐なタッチのピアノ、よく動くベースは、ベルギーのCOSあたりに通じる雰囲気もあって印象的。名作ぞろいのバルセロナ産ジャズ・ロックの中でも屈指と言える一枚。ずばり地中海ジャズ・ロックの傑作です!

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評価:5サルサと緊張感が絶妙にマッチ、聴いて損はない傑作!(1 拍手)

レビュアー:ike333さん レビューをすべて見る

バルセロナの老舗Edigsa/Zelesteレーベルから登場した、サルサを取り入れたラテン系ジャズロックです。といっても能天気に明るいわけではなく、むしろ、ある意味Arti e mestieriなどにも通じる硬派なラテン系です。ファーストアルバムだと理解していますが、同レーベルの強者が集まったバンドだけに、サルサと緊張感が絶妙にマッチした傑作を生み出してくれました。少し寂れた感じの場所での、楽しげなメンバーの集合写真のジャケットとなっていますが、さらに何気に真ん中に不気味なお面が配置されている、これがこのアルバムの音にピッタリです(できればCDもLPと同じレイアウトのジャケにしてほしかったとは思います。)。バルセロナシーンは他にも気になるバンドだらけで、一般的に埋もれ気味ではありますが、外せない一枚だと思います。私にとってはこの絶妙な雰囲気のおかげで「お気に入り」のアルバムです。

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