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ダブル・ベースとヴァイオリンの不穏な通奏低音に、耽美かつ妖艶なヨーロピアン・フィメール・コーラスが私たちを未知の混沌の闇に導くかのようなこの作品は、00年代初期に結成されたベルギーのアヴァン・チェンバー・フォーク・バンドの09年作品。フルート、アコーディオン、ダブル・ベースとヴァイオリンが構築して行く、奇妙に恐ろしさを秘めた欧州の深い闇に包まれた豪雪の森林地帯を思わせるかのような、精密かつゴシック的なサウンドは、徹底的な美意識に裏打ちされた、鋭利な審美観を音で構築したかのような、張り詰めた厳冬期の湖面を思わせる静溢さ。ユーロ・フィメール・フォーク・ファン、ゴシックかつ耽美なヨーロピアン・サウンドを嗜好する方に非常にお薦めしたい作品です!
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レビュアー:Mayumiさん レビューをすべて見る
これは傑作だと思う。ひたすら美しく、退廃的で、暗く、ドラマティック。ダークファンタジーとも表現できる。ベルギー語(?)による女性ヴォーカルは、決して辺境臭さを感じさせず、寧ろ神秘的。室内楽を思わせるゴシック色の強い演奏も素晴らしい。ヨーロッパの深く暗い森に誘われたかのような音世界。ユーロ・フォークというジャンルだけでは括りたくない作品。