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スイスのハード・ロック/クラウトロック・グループ、LP2枚組でリリースされた73年作5th。粘っこくスワンピーなハード・ロックに時折混沌としたサイケ要素が混ざり合う個性の強い作風が特色のグループですが、本作でもそれは健在。エネルギッシュなブギウギ風のナンバー「Talking World War III Blues」で幕を開け、これまたノリの良い骨太なハード・ポップ「All I Ever Wanted」が続いたと思えば、次の「Daybreak」ではスペーシーなムーグがウネウネ鳴り響いたりGONGを思わせる怪しいアンサンブルが繰り広げられていたりと、一筋縄ではいかないヴァラエティ豊かな音世界は癖になってしまいそう。C面部分には18分近いサイケ&ドライヴィングなジャム・セッション的大曲を収録、かと思えばD面部分では土臭さいっぱいのアコギをフィーチャーした叙情的なフォーク・ロックを聴かせていて、もう何が何やら…。宇宙と沼地を行ったり来たりするような、他にはないサウンドを楽しませてくれるクラウト/サイケ・ハード名作!
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