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サイケデリック・ロックの質感を有したハード・ジャズ・ロックを基本に、Mick FletcherのサックスをフューチャーしたKING CRIMSONやVAN DER GRAAF GENERATORのようなサウンドが特徴の、イギリスのプログレッシブ・ロック・グループの71年2nd。NEONからリリースされた本作は、KEEFによるジャケットが有名な1枚であり、前作以上に起伏に富んだアプローチによるヘヴィー・ロックを聴かせる名盤です。特にサックスなどに前作以上にVAN DER GRAAF GENERATORを髣髴とさせるような質感が漂う、非常に中身の濃い名盤と言えるでしょう!
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
いつも比べてしまうのが、ヴァーティゴ・レーベルの「アフィニティ」。アナログ盤の頃の「お値段」、レコード店壁付の常連・稀少性、キーフ、金管という要素から、そういう連想になるんです。「アフィニティ」は文句なしの名盤で、★5つだと断じますけれど、ロー・マテリアルは、う〜ん難しい。聴き始めると聴ききってしまう盤ではありますが。ゼッタイニ明るくはならないぞ、というばたばたブラス・ロックであります。この重さと混沌は、60年代末期の英国アングラの共通要素です。演奏技術は未熟な彼らが、目いっぱい背伸びして暗いジャズを演奏しています。
長い曲ばかりで6曲という構成です。心配になってきてしまうのが、これで商売になったのかというところ。無論商売になっていれば、レコード店の壁を飾ることもないわけです。冒頭、びゅうびゅう吹く風の中をサックスが立ち上がってきます。萬屋錦之介が嵐の中を悪党の成敗に出かけるバックに使えそうです。実は「たすけ」というハンドルネームは、萬屋さんが主演した「一心太助」からとっているのです(全く関係ない話で申し訳ないです)。6曲をだれることなく緊迫感でつないでいくのはさすが、です。アコギの爪弾きに伴う抒情感と壁のような迫力ある畳みかけ演奏が交互にやってきます。さあ、年末が迫ってきました。2022.12.30