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まるで木漏れ日が歌い始めたかのような、卓越したSE演出によって始まるこの作品は、ESPが放ったアシッド・サイケ・フォークの最高峰の一枚と強くお薦め出来る逸品。LEVITTS一家によって制作された、何処までも瀟洒なハイ・センス・フォーク集。PEGGY LEEやANTONIO CARLOS JOBIMのカヴァーも含み、ガラス細工のように繊細なサイケ・フォークから、夕闇の迫りくるトワイライトなジャズ・チューン等、最高の歌々が続々と続いて行きます。余談ですが、13歳の少年SEAN LEVETTSがセントラル・パークの噴水でギターを弾いていたことが縁でESPでの録音に繋がっていったとの事。それでいて、その父親であるAL LEVETTSは、STAN GETZやCHET BAKER、LEE KONITZ等の後ろでジャズ・ドラマーとして活躍していた音、楽経験豊富な演奏家でもあったとの事。そういった経歴が、この作品に、気品の満ちた華やぎのような雰囲気を醸し出させているのかもしれません。
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レビュアー:ニックのブギーさん レビューをすべて見る
雑多なESPレーベルを象徴するかのような一枚。ジャズとフォークの混血異端派。とても聴きやすいので、これからESPを聴いてみようかな、という人にオススメです!