カケレコ・レビュー

ジミヘン、デイヴ・メイスン、マリア・マルダー、CS&Nなどをサポートした名うてのキーボード奏者、豪華メンバー参加の76年作で米ルーツ・ロック傑作！

ジミ・ヘンドリックス『エレクトリック・レディランド』への参加や、デイヴ・メイスン、CS&Nのサポートなどで知られる名キーボード奏者でありSSW。マッスル・ショールズにて、ピート・カーやロジャー・ホーキンスなど彼の地の名セッション・マンをはじめ、エイモス・ギャレットやマリア・マルダーなどウッドストック人脈も参加し、満を持して制作された76年作の1stソロ。しなやかに跳ねる芳醇なグルーヴの演奏の素晴らしさは言わずもがな。憂いのあるソウルフルな歌声もまた特筆。それほど土臭さはなく、リリシズムに溢れているのも印象的。ザ・バンド（特にリチャード・マニュエル）などメロウなルーツ・ロックやスワンプが好きなら間違いなく胸打たれるでしょう。傑作です。

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