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POWER AND THE GLORY

GENTLE GIANT

評価:51件のレビュー

在庫なし

ALUGG011(ALUCARD) 【09年発売CD】

デジタル・リマスター。

新品・中古ともに在庫ございません。

カケレコ・レビュー

次作「FREE HAND」に繋がるリズミカルなプログレ/ハード・ロック路線を提示した75年作6th

Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。1974年の6thアルバム『The Power And The Glory』は、ウォーターゲート事件などの時事問題に影響を受け、「腐敗する権力」や「市井の人々が権力者からどのような影響を受けるか」といったテーマに基づいて制作されました。前作『In A Glass House』と比べると、各曲の収録時間が短くなったことが最も大きな変化と言えるでしょう。またサウンド面については、耳に馴染むソフトな音色が多用されており、重厚なヘヴィー・プログレが後退したことによって彼らの持ち味であるポップ・フィーリングが強調されています。とは言え、そこはもちろんクセのある音楽性で知られるGENTLE GIANTであり、コンパクトな中にも変則的なリズムの跳躍や突拍子もない急展開など、聴き手の予想を裏切るユニークな仕掛けが満載の名盤となっています。

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レビュー一覧

評価:5複雑なのにわかりやすい傑作(2 拍手)

レビュアー:purebluesさん レビューをすべて見る

ジェントル・ジャイアント(以下GG)の6th。1975年作。
力作「In a Glass House」と最高傑作と言われる「Free Hand」の間に挟まれ、なかなか話題に上る機会のないアルバムだが、個人的には一番好きである。

後期GGはどれも傑作揃いだが、その中でも特にこのアルバムは複雑なのに妙にわかりやすい。1曲目などあんなに複雑なのについ口ずさんでいる(Hail!Hail!)。GGはどうも苦手、という方には入り口として強く勧めたい。

歌詞も「独裁者の盛衰」を皮肉を混じえながら聴かせるという、モンティ・パイソンにも通じる実に英国らしい内容。聴きやすさとひねくれ加減が見事に両立されている名盤である。

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