カケレコ・レビュー

HAWKWINDに参加するヴァイオリンの名手Simon Houseと超絶ギタリストTony Hillを双頭とする英サイケ・ハード・グループ、70年リリース2nd

ギタリストのトニー・ヒルと後にホークウィンドで活躍するヴァイオリン奏者サイモン・ハウス等で結成された英国ヘヴィ・サイケ/プログレ・グループ。70年作の2nd。サイケデリックではありますが、混沌としたヘヴィさはなく、個人的には「フェアポート・コンヴェンションのリチャード・トンプソンをドラッグまみれにしたら？」というコピーが頭に浮かぶような、トラディショナルな品の良さも感じさせるギター、そして、「心ここにあらず」な、いかにもサイケなヴァイオリン、PATTOあたりを彷彿させるドライヴ感あるグルーヴィーなリズム隊、そして、ドアーズを彷彿させる陶酔的なヴォーカル。音が渦巻くサイケデリックな音像の中に、確かに英国ならではの陰影と気品が閉じこめられた、英国ならではと言えるヘヴィ・サイケの快作です。

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曲目リスト

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• Blankman Cries Again
• The Joke
• Saneonymous
• The Great Universal Protection Racket (1970 bonus track)
• The Joke (1970 bonus track)
• Blankman Cries Again (1970 bonus track)
• Ice Age (1970 bonus track)

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