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Danilo RusticiとElio D'Annaが新バンドUNOを結成したOSANNA分裂期、残ったメンバーMassimo GuarinoとLino Vairettiを中心に結成されたイタリアのプログレッシブ・ロックグループの75年作。その内容はOSANNAの呪術的なサウンドとは無縁の牧歌的なプログレッシブ・フォーク・ロックを基本にした、アコースティックな味わいが素晴らしい作風となっています。各種パーカッションを動員しサックスが響くリズミカルなジャズ・ロックから、フルートが優しく彩るフォーク作、ハーモニカがむせび泣くバラードまで引き出しが多く、確かな技巧と叙情を持ちつつも聴きやすいポピュラリティーを兼ね備えた傑作となっています。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
マッシモ・グァリーノとリノ・バイレッティが曲を書いています。ダニロとエリオ・ダーナというソリスト二人のウーノ組に比べて、その面ではしんどかったでしょうね。サックスやメロトロンを使っているところは、オザンナのDNAです。オザンナに比べると明るくアクースティカルな印象なのですけれど、メランコリックに盛り上げる曲もきちんとあります。4曲目の「ドゥロ・ラボーロ」がそうです。
チッタ・フロンターレは、ジャンニ・レオーネがいた頃のバンド名。このバンド名を名乗ったということは、リノとマッシモが創設メンバーということだったのですね。わたしは、リノ・バイレッティをイタリアでは最高のボーカリストだと思っています。デメトリオ・ストラトスやフランチェスコ・ディ・ジャコモは、ロックとはフィールドが違う気がするので。リノの声が聴けるだけでもう十分、というユーザーです。
小曲集では全然ありません。片面1曲などという大技をそうひんぱんに出来るバンドなんてありません。オザンナ・ユーザーを十分堪能させる作であるのに、どこか軽んじられている雰囲気がありまして、そんなことはないと申し上げておきます。