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OSANNAの前身グループであるCITTA FRONTALEに参加していたGianni Leoneが在籍し、イタリアン・プログレッシブ・ロックの傑作を生み出したバンドの72年2nd。その内容はハード・ロック然としたパワフルなギターやテクニカルに畳み掛けるリズム隊による変拍子をボトムに、Gianni Leoneのクラシカルなピアノやバロック風のチェンバロ、そしてメロトロンなどのキーボードが乱れ飛ぶ狂気のへヴィー・シンフォニック・ロックであり、攻撃的でスリリングなインプロヴィゼーションとアヴァンギャルドとすら言えるような前衛的な怪しさを内包させた、シーン屈指の名盤です。
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レビュアー:purebluesさん レビューをすべて見る
このアルバムはなかなか言葉では表現しきれないのだが、あえて言うと標題のようになるかと。
混沌の中に奇妙な美しさがあり、アヴァンギャルドな演奏の中にほのかに抒情が漂う。
妖しい女性スキャット、オルガンやメロトロンなどを駆使し、暴れまわるキーボード、変拍子を次々にキメてくる手数の多いドラム、激しく切り込んでくるギター、巻き舌バリバリのヴォーカル、、、
はたしてYSとは何か?なんぞを考え、怪しいジャケを眺めながら聞くと、ホントにあっち側へ行きそうになります。怖い名盤。
レビュアー:akagiさん レビューをすべて見る
ボーナス・トラックの「La Tua Casa Comoda」目当てで買っても損はしないでしょう。
ファーストの流れを感じるハードロックだ。
カッコイイ!
「YS」のコンセプトとは異質だけど。
ただ、これはボーナストラック1曲なの。
日本版紙ジャケは2曲だったけど。
レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
1980年に出されたキング・レコードの「ヨーロピアン・ロック・ハンドブック」に、EDISONの広告が出ていまして、EDISONが選ぶイタリアン・ロック・ベスト10で堂々の一位。レビューの最後に、2位以下を書いておきます。この広告の頃、当然日本盤は出ていなくて、わたしは指をくわえてすげーバンド名がイタリアにはあるんだな、と呆然としていました。伊盤は、おそらく当時の値段で10万円は下らなかったでしょう。
ジャンニ・レオーネが中心メンバーなのでずっと南イタリアのグループと思い込んでいました。ほかのメンバー含めてホームタウンはローマなのですね。曲もボーカルもキーボードもレオーネで、ほぼ彼のワンマン体制です。ただし、暗黒のアンサンブルがすさまじい。ユニベロ・ゼロ級と申しますか、ザオ級と申しますか、いやはや破壊的です。レオーネはしっかり曲を作曲するタイプではないらしく、ところどころインプロのようになり、曲は冗長です。そんなにメロディがわかりやすくないので、ユーザーを選ぶのではないでしょうか。
さて2位以下です。
10位 バンコ/イオ・ソノ・ナト・リベロ
09位 マクソフォーネ
08位 オザンナ/パレポリ
07位 ウーノ
06位 イル・ボーロ/エッセレ・オ・ノン・エッセレ
05位 フォルムラ・トレ/ソグナンド・エ・リゾグナンド
04位 イビス/サン・シュプリーム
03位 ムゼオ・ローゼンバッハ
02位 ラッテ・エ・ミエーレ/パッシオ・セカンドゥム・マットゥウム
うーん。2位と3位が微妙ですね。