はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
新品・中古ともに在庫ございません。
その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの77年作。前作「Relayer」でRick Wakemanに代わりテクニカルなプレイを見せたPatrick Morazが脱退しRick Wakemanが再加入した作品となっています。それに伴い、Patrick Morazの即興色やジャズ色が影響した前作に比べてRick Wakeman色がバンドに再び彩りを与え、シンフォニック然としたアプローチが復活。YESらしい個性が再び芽吹いた1枚と言えるでしょう。加えて、非常にポップな印象を与える作風へとサウンドが変化しており、Doger Deanの幻想的なアートワークからHipgnosisの現実的なアートワークへの移行が興味深い作品となっています。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る
ジャケットがロジャー・ディーンからヒプノシスに変わった77年作品。
パトリック・モラーツが脱退、リック・ウェイクマンが復帰したことによってキラキラしたYESらしいシンフォニック・サウンドに戻っている。
77年といえばプログレッシブ・ロック衰退期であったわけで、それまでのレコード片面1曲のような大作志向から脱却し、時代に合わせたバンドのあり方を模索した結果として産み出されたアルバムが「究極」なのかもしれない。
ロック色の強いタイトル曲「Going For The One」、アニー・ハズラムがカバーしている「Turn Of The Century」、「90125」以降のYESにも繋がる(のではないかと思っている)「Parallels」、ジョン・アンダーソンのヴォーカルを活かした「Wonderous Stories」、YESらしいシンフォニック・ロック「Awaken」の5曲で構成されており、ポップ色を取り込みながらも各曲の完成度は高い。
YESファンが名盤として挙げるであろう「危機」や「こわれもの」などと並べても、決して引けを取ることはない!