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KANSASに代表される抜けの良いキャッチーなアメリカン・プログレ・ハードとは全く違い、YESやGENESISなどからの影響をベースにし、英国然とした湿り気と気品を持ったファンタジックなサウンドを聴かせるアメリカを代表するシンフォニック・ロック・グループの75年デビュー作。どこをとっても英国的なサウンドで統一された作風であり、メロトロンやチェンバリンを駆使した儚げなサウンドとアコースティック・ギターによるGENESISのような御伽噺の世界、そしてバタバタと展開するKING CRIMSONのようなアプローチなど、こだわり抜かれた名盤でしょう。
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レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る
アメリカのシンフォ・バンドEthosの75年作デビュー・アルバム。
今ではIZZやGLASS HAMMERは好きなバンドだし、そのイメージは薄れつつあるけれど、それまでは「アメリカのプログレ・バンドはテクニカルだけど、力で押し切るタイプのサウンド」というイメージ−簡単に言ってしまえば「プログレ・ハード」ってことなのかな?−があって、あまり聴くことはなかった。
それでも、このアルバムを手に取ったのはきっとジャケット・イメージ。
プログレ・ファンにとっては、ジャケットも含めてトータル・アートだから・・・。
肝心の音については、アコースティック・ギターに導かれて始まる1曲目が、キーボードが入るなりプログレ・モードに突入するので、このバンドもキーボードの人が主導しているようだ。
弾き倒す感じではないけれど、メロトロン、オルガン、ピアノなど音色の異なるキーボードを屈指してバンドの音色を支えている。
4分から8分くらいの曲が並んでおり、ヴォーカルも聴き手を選ばない声質。
とても聴きやすくて、1曲の中で曲調も変わっていくので、もっと長尺でも飽きさせることなく聴かせることが出来たのではないだろうかと思う。
2ndアルバムを聴いていないので何とも言えないが、2枚のアルバムで解散してしまったことは、とても残念な気がする。