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Keith Relf、元STEAMHAMMERのギタリストMartin Pugh、元CAPTAIN BEYONDのBobby Caldwellが中心となって結成されたグループ。75年の唯一作。疾走感溢れるエネルギッシュなハード・ロックが魅力で、エッジの立った鋭角なリフを切り刻むギターと前のめりに暴走するドラムが印象的。英ハードの名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
凄腕凄い足のドラマー、ボビー・コールドウェルが参加しているから、というわけでもなく、キャプテン・ビヨンドがクロスオーバーに接近したような硬い音です。実際には、スティームハンマーのメンバーだったマーティン・パフとルイス・センナモが積年のフラストレーションと生活苦を解消するべく、ヘビーな音に挑んだ、という成り立ちです。75年頃の音とすれば若干古臭く、キース・レルフの組曲趣味が出てくるところは、マーケティング不足。もっとも、わたしのような英国ヘビー好きユーザーには、そんなことはどうでもよいのです。
やっぱりコールドウェルの技巧と激しさが最大の聞きものになってしまうでしょう。また、パフは、ロッド・スチュワートの初期アルバムで味のあるスライドを弾いていた人とはとても思えません。典型的なリフ主体のハードな曲、アコースティックな曲ともに大活躍します。ところどころ電化したチェロのような音が聞こえますが、センナモがベースを弓で弾いている模様です。
このレコード、あまりにも音が詰まっているせいで、聴いていて息苦しくなってきます。ハイ・タイドをイメージしてしまいます。彼らがカーペンターズのA&Mと契約できたことは、何かの間違いでないのかと思います。わたしにとって歓迎すべき間違いですが…。2022.12.25