はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
新品・中古ともに在庫ございません。
99年に結成され、KING CRIMSONのトリビュート盤、BIGLIETTO PER L'INFERNOのトリビュート・コンサートへの出演などで活躍、05年のデビューアルバムが好評を博したイタリアン・へヴィー・プログレ・バンドの09年作2nd。その内容は前作までに見られたGENESISクローン的な音像を撤廃し、ネオプログレ色を払拭、どこまでも70年代イタリアン・プログレのサウンドを追求したへヴィー・シンフォニック・ロックの傑作となっています。どこを切り取っても70年代イタリアン・プログレの精神に溢れており、変拍子を交えながらテクニカルな演奏で畳み掛ける様は圧巻。また、叙情的なパートでは元THE WATCH、現在はARCHANGEL名義でも活躍するGabriele Manziniによる分厚いメロトロン・サウンドが大きくその存在感を示しており、こちらも一層レトロな70年代プログレサウンドへの回帰が伺えます。同郷LA MASCHERA DI CERAやMANGALA VALLIS、CONSORZIO ACQUA POTABILEと言った、BANCO系の有名へヴィー・シンフォニックバンドと肩を並べる素晴らしい作品であり、まさに70年代イタリアン・プログレの魅力が全て詰まったような傑作です。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:ムルプレさん レビューをすべて見る
流れるようなピアノをバックに、Vo.がたたみかけてくる。00:29頃からリズム隊も加わり 盛り上がりを見せ、1:00のサビ「♪ノンナ〜」で頂点を迎える。1:41の小曲ながら、1曲目からこのアルバムがタダモノでない事を感じさせる。イタリアン・ヘヴィ・シンフォの王道をいっている。全10曲最後まで飽きさせない。
彼らが'70sのその手のバンドに触発されて結成し、クリムゾンやビリエットのトリビュート・アルバムに参加している事に十分納得がゆく。
歌メロもなかなか良い。もちろんイタリア語!
最近のイタリアのシーンは正直今ひとつの感があるが、これは結構いい線をいっている。太陽と戦慄パートII?みたいなリフに思わずニヤリとさせられるのもご愛嬌。マスケーラ・ディ・チェラ好きの私としては、かなりのお勧め。
実は1stは未聴であるが、ジェネシス色もありバレット・ディ・ブロンゾのカバーも演っているとの事。是非聴いてみたい。
レビュアー:さん レビューをすべて見る
かつてBANCOは1stからして曲名に(R.I.P)と死を捉え初っている。このUBI MAIOR英語タイトル(TIMELESS=DEATH=死)も又70年代を路襲しているかの如し。全曲伊語(w./英訳対詩紙)を読むと(愛)とは正反対のベクトルのヘビーダークネスプログレです。リスナーの嗜好に依るがLA MASCHERA DI CERA/Lux Adeの方がこの作品より上でこっちから入った方が得策かも?音はグループの変名バンドかと思えたり?UBI〜/Senza〜のVoがLux〜より今一つ弱い。両者似ていて同傾向70年代原点回帰型。テーマは暗黒でエネルギーに満ち溢れている。両グループもMUSEO ROSENBACHを徹底研究していて面白い。それにしても新しく古いサウンドだ。古くて新しかったりする。(ゴチャマゼ)。古楽器メロトロンここにありプログレに、伊語の響き(これだよ!)今後イタリアンプログレバンザイの展望が期待増加の兆し。
余談で、大好きなOSANNA初期3作のフォロワーが台頭するかも??全体的の評価は4で充分購入圏内とリスナーの皆様達にオススメの一枚ですよ。私は気に入った。楽曲構成がカッコイイんだな。ナルホド、イタリアしてるといった独特のあの感じですよ。
P.S. 表ジャケットの黒板モノリスの穴は謎で、歌詞にある様に(死は開いている)の意味か?意味深世界ジャケ&サウンドの内容。それにしてもダークネスだ。(笑い)