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73年に自主制作された作品。オリジナルは99枚しかプレスされていない激レア盤。クラシックやジャズのエッセンスを巧みに取り込んだ端正でスリリングなサウンドが持ち味。高速変拍子で畳みかけるテンション溢れるパート、クラシカルなタッチのアコギが光る格調高いパート、英国的な叙情性溢れるメロディとリリカルなフルートが幻想的な絵を描くパートなど、緩急自在にめくるめく展開するアンサンブルは自主制作とは思えない完成度。サウンド・プロダクションも思いのほか素晴らしく、メジャー級の逸品と言えます。GENTLE GIANTのファンは特に気に入るでしょう。
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レビュアー:あんちょびさん レビューをすべて見る
1969年から5年程ひっそりと活動し消えていったとされるバンドの作品。
KissingSpellレーベルからの復刻時のボーナス曲が消えた代わりに、
72年(75年説在り)に出したとされるライヴ音源『Triangle』が収録。
アコギ・エレキに並んでグロッケンシュピールが鳴っているから驚き。
変拍子やキメを多用・連発するので、聴いていて少々疲れる部分も。
クラシックからの引用があったりするのでちょっと格調高い気もするが、
バタバタと忙しく演奏する辺りには格調高さは微塵も無い(褒め言葉/笑)
もう少しだけ演奏が落ち着けば、A級品なレベルになれたかもしれない。
あと、演奏が激しくなった時に音がやや割れ気味になるのが残念。
(これは当時の自主制作の”壁”だろう、非常に残念でならない)
静動のバランスがやや大袈裟な気もするが、そこが彼等の個性だろうか?
ボーナス音源は、本編とは曲もノリも違いアングラな雰囲気のインストばかり。
フルートを絡めた根暗なプログレ・ハードみたいな音楽をやっている。
個人的には、オリジナルのジャケットの方が良かったと思う。
それとCDの収録時間ギリギリまでボーナス曲を詰め込まずに、
「Odgipig+Triangle」とでもして、2枚組復刻なら完璧だった。
(実際、少数だが2枚組LPでの復刻盤があったようだし)