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CDOVD441/724383917426(VIRGIN) 【93年発売CD】
2in1CD。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ダグマー姐さんの歌う「カサブランカ・ムーン」がまず素晴らしいですが、本日は「デスペレイト・ストレイツ」について書きます。古いヨーロッパの舞台を見ているような「エウロパ」。ダグマー姐さんの「R」の発音がとても上手で、スペイン語の「L」みたいな巻き舌です。ドイツの人って、Rの発音が独特なのですね。わたし第二外国語がドイツ語でしたが、これだけは最後まで真似できませんでした。
バージン・レーベルから出ていた「デスペレイト・ストレイツ」を買って聞いたわたしは、これは外れだ、と最初思いました。自分のイメージするロックとあまりにもかけ離れていたからです。このタイトル曲は、ドラムズとピアノだけのシンプルなインスト曲です。絶望まっしぐら、という意味そのものの音で、暗鬱な気分になりながら、気だるくたってまあいいじゃないかという気持ちになってきます。ブルーズの疲労感ともまた違いまして、隣で人が死んでいるのに醒めて見ているような突き放した冷たさです。
最も聴くのが「エイプス・イン・ケイプス」でしょうか。ファーストでは可愛らしいだけだったダグマー姐さんが、あばずれドイツ女を演じています。このメロディの独特なこと。またクリス・カトラーの饒舌なドラミングがいいんですよ。ヘンリー・カウのメンバーは裏方に徹していますが、やはりロックのテイストが増します。ムーア、プレグバド、ダグマーの三人はやりやすかったと思います。