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1890円 (税込2079円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
言わずと知れたPINK FLOYDのキーボード奏者。78年のソロ・デビュー作。『狂気』収録の「虚空のスキャット」での静謐でリリカルで格調高いピアノ、『原子心母』収録の「Summer 68」でのゆったりとたうたうようなヴォーカルとメロディ。PINK FLOYDのそれらの楽曲や、彼の作るメロディやヴォーカルが好きな方は間違いなく気に入るサウンドがここにあります。サックス&フルートのMel Collins、ギターのSnowy Whiteなどバックの演奏も絶品。フロイドの作品のような強靱さや存在感こそありませんが、柔らかな叙情美に包まれた心地良い名作。
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レビュアー:ソクサイさん レビューをすべて見る
どのバンドでもバンド活動中にリリースされたメンバーのソロ・アルバムは良いものが少ないが、フロイドではギルモアの1stと並びこのライトの1stはとてもフロイドに近いものがあり素敵だ。フロイドは多くのプログレッシヴ・グループの中でも、宇宙や空間であるとか人間や自然などの様々な態を表現することで最も優れたバンドだと思う。その彼等のサウンドの要となっているのがリチャード・ライトのキーボードだ。このアルバムでもやはりその空間を感じるキーボードや穏やかなピアノが効いている。バックもメル・コリンズが流石のサックスを聴かせるし、ギターはフロイドのツアー・サポート・メンバーでもあるスノーウィー・ホワイトでツボを心得たプレイをしている。
きっと終始リラックスしてレコーディングされたのではないだろうか。かと言って内容に散漫さや冗長さなどは全く無い。全10曲の殆どが端正に作られ、飽きること無くこのアルバムを楽しめるだろう。そういった意味ではライトの音楽能力は大変高いのだ。クオリティの高い、それでいて愛着が湧く素晴らしい作品である。
レビュアー:マフィンマンさん レビューをすべて見る
LPレコードを売り飛ばして以来20数年ぶりに聴き直しました。
今回改めて驚いたのは“Summer Elegy”と“Holiday”の歌入り2作。
歌はやっぱり下手くそですが、シンプルでポップで、思わず口ずさみたくなりそうです。
そうそう、『原子心母』B面の“Summer 68”も好きな作品でした。
「シングル狙い」というほどではないでしょうが「これぞピンクフロイド」という路線から遠く離れた印象です。
ピンクフロイドの他のメンバーにはない才能じゃないでしょうか。
ピンクフロイドという巨大グループの一員としてではなく、ずっとソロでこういう歌入りの分かりやすい作品を作り続けていたら……と思ってしまいます。
レビュアー:サスクォーチさん レビューをすべて見る
このアルバムは私のお気に入りです。
メル・コリンズのサックスが大々的にフィーチャーされた『Waves』というCDの5曲目がとてもいいんです。決して天気の良い日に聴く楽曲ではないんですが、なんとも重々しいギターのリフで始まるイントロは、雪が降りだしそうな冬空か、鬱陶しい梅雨の時期に聴くのが良いと感じます。他には『Funky Duex』も『Waves』と違った印象で気に入っています。CDで所持しているので、LPでも欲しいなぁと思っています。