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BVCM37766(88697021842)(BMGファンハウス) 【06年発売CD】
廃盤希少!紙ジャケット仕様、K2 24bitマスタリング、内袋付仕様、定価2200+税。
3590円 (税込3949円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
軽微なスレあり
アリスタでの最終作。81年作。ピエール・モエルランを中心にハンスフォード・ロウ、ボン・ロザガ、フランソワ・コースの4人編成による煌びやかなジャズ・ロック・サウンドが冴える秀作。タイトル曲は17分にも及ぶ大作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
このCDは、わたしにとってまさに「待望」だった代物です。難関だった「ライブ」「ブレイクスルー」を海外ユーザーと直に取引する(必然的にプレ値で)挙に出ていたわたしにとって、メルレンズ・ゴングの最後の宿題だったからです。2011年にesotericが再発するまで、全世界で流通する唯一のCD音源でした。メルレンズ・ゴングにとって最後のメジャー・レーベル作です。早い話が契約を打ち切られてしまった。これがオールドフィールドの「クライシス」の前々年ですから。インストルメンタルに理解がない業界は悲しいです。
冒頭の17分「リーブ・イット・オープン」がメランコリックで冷たくて素晴らしい出来です。ベノワ・メルレンほかビブラフォン隊もいなくなってピエールがひとりで叩いています。どうしてこんな寂しい旋律を思いつくんでしょう。「タイム・イズ・ザ・キー」や「セカンド・ウインド」に勝るとも劣りません。ボン・ロザガのギターも良いです。ジャズ・ロックのひとつの到達点と思って大事に聴いているCDであります。
このあとのピエール・メルレンの道程は、なおさら寂しいものです。スウェーデンのトリビュートに参加したり、自主制作に近い制作を続けたり、ロシアに渡ったり…。盟友オールドフィールドも、自分が儲けているんだからメルレンの口添えしたってよかったんじゃないの…。今ではそう憤慨しています。2024.04.22