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QUELLIを母体に結成され、後にバンドの顔となるMauro Paganiを迎えて改名。英国とはまた違ったイタリアの素晴らしい叙情性を放ち、EL&PのMANTICOREからPete Sinfieldの戦略で世界デビューまで果たしたイタリアン・シンフォニック・ロック代表グループの71年デビュー作。イタリア盤としてリリースとなった本作はイタリアン・シンフォニック・ロックの職人気質の極地といった趣の傑作。当時のブリティッシュ・ロックフィールドのアーティストたちと比べてもその技巧は抜きん出ており、クラシカルに、丹念に編みこまれたアンサンブルの妙技に酔いしれるばかりの名盤です。
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レビュアー:purebluesさん レビューをすべて見る
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドの1st。71年作。
クリムゾン、ジェスロ・タルなど英国プログレの影響を徹底的に咀嚼し血肉化、イタリアならではの叙情・泣きを発散しながら、鉄壁のアンサンブルでクラシックとロックとジャズが完璧に融合した唯一無二のサウンドを奏でる。それも限りなく美しいメロディラインに乗せて。まさに金字塔にして大名盤。
「幻の映像」以降の作品に比べるとプロダクションにアマさはあるが、このアルバムを愛する者にとってはそれさえも愛おしくなる。なによりもイタリア語の素朴な響きが感動を呼ぶ。「九月の情景」でメロトロンとムーグがぐわーっと迸るところとか、何百回も聞いてて来るとわかってるのに泣ける。