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07年デビュー、スイスのモントルー出身でイタリアを拠点に活動するキーボード奏者/コンポーザーによる2024年作。サックス奏者を含むバンド編成で、本人はキーボード&リード・ヴォーカルを担当します。28分の組曲×2という大作主義が極まった内容で、分厚く重ねられたキーボード・サウンドとエッジの立ったギターを軸とするハードなタッチのシンフォニック・ロックを展開。力強くタイトに刻むリズムにTony Banksの面影がある壮麗なシンセが広がり、泣きのプレイを炸裂させるギターとアグレッシヴなオルガン&つややかなトーンのシンセがソロを応酬させ、フィル・コリンズをやや渋くしたような堂々としたヴォーカルが歌い上げます。ここぞで登場するオペラチックな女性スキャットは素晴らしいし、シャープながらも哀愁を帯びた音色のソプラノ・サックスもダイナミックなアンサンブルに叙情美を添えていてグッド。どこを切り取っても劇的と言って良い、全編クライマックスな聴き応えに圧倒される入魂の力作!
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