カケレコ・レビュー

Earnie Graham、Colin Bass、David Skinnerら在籍の白人/黒人混成バンド、76年2ndアルバム！

元HELP YOURSELFで71年の傑作ソロでも知られるErnie Graham、CAMEL加入以前のColin Bass、ROXY MUSIC周辺で知られるDavid Skinner、Ginger Baker's Airforce/Stephen Stills/BABE RUTH/Jim Capaldi他の作品に参加したナイジェリア出身打楽器奏者Gaspar Lawal、アフロ・ロック・バンドNOIRのドラマーBarry Ford、ギタリストDave Vascoらによる白人/黒人混成の6人組バンド、76年2ndアルバム。前作では1曲を除き白人メンバーの3人が作曲を手掛けていましたが、本作では黒人メンバー達によるナンバーが半分を占めています。それに伴いファンク色強めな楽曲がやや増えましたが、全体の印象としては前作と変わらず、ブリティッシュ・ロック＆ポップ的と言える端正なキャッチーさを魅力とする楽曲に、グルーヴィでソウルフルな演奏を乗せた極上のサウンドを奏でています。パーカスも交えてタイトに跳ねるリズムにワウワウを効かせたギターが絡み、オルガンやクラヴィネットも軽快に音を刻み、白人メンバー3人がそれぞれ自作曲でヴォーカルを取ります。ここぞで入ってくるコーラスも必殺です。SAD CAFEやO BANDあたりが好きな方なら、このスタイルはきっと気に入るのではないでしょうか。前作に並ぶ傑作！

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