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現ポーランド・シンフォ・シーンの中心に位置する人気グループ、前作から2年ぶりに届けられた16枚目のスタジオ・アルバム、24年作!フルート/テナーサックス奏者が新たに加入し、バンドとしての表現の幅がグッと広がった印象。従来のCAMELやPINK FLOYDからの影響は見事に彼らの音として消化され、本作ではMARILLIONにも匹敵するメロディックで劇的なナンバーが並ぶ、シンフォニック・ロックとしてはこれ以上ないまでに洗練を極めた内容となっています。安定感抜群に刻まれるリズムを土台にして、荘厳さとスタイリッシュさが調和したシンセやオルガンが立体的に広がり、ギターが泣きのフレーズも満載のメロディアスなプレイを重ね、ハイトーンながら落ち着いたクセのない声質の英語ヴォーカルが切々と歌います。そんなMILLENIUM印のアンサンブルに、アーバンな空気感をもたらすテナーサックスが素晴らしくマッチ。叙情的なナンバーでメランコリックに奏でられるフルートも演奏に神秘性を付与していて見事です。ギター、サックス、オルガンがそれぞれの持ち味を生かしたソロプレイを披露し、満を持して哀切極まるヴォーカルへとバトンが渡る、2曲目の展開には思わずグッと来ました。エレクトロ音響もスタイリッシュに纏わせながら、徹頭徹尾ドラマティックでメロディアスなシンフォニック・ロックを堪能させてくれる入魂の一作!
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