カケレコ・レビュー

ダニエル・ムーアがプロデュースした69年のスワンプ名作

フォーク/SSW系の名ミュージシャン、69年のデビュー作。プロデュースは、71年リリースのスワンプ・ロックの大名盤で知られるダニエル・ムーアで、演奏でも参加。他に、ジム・ケルトナー（Dr）、ボビー・ドイル（Key）などが参加。土臭くグルーヴィーなアコギやピアノ、哀愁のオルガン、骨太なオブリガードとタメの効いたスライドが魅力のエレキギター、ゴスペルフィーリングたっぷりな女性コーラスが生み出すルーズ＆メロウなアンサンブル、そして、憂いいっぱいでエモーショナルなテナーヴォイスが魅力的なヴォーカル。翳りに満ちたサウンドは、サザン・ソウルに通じている印象。スワンプ・ロックの名作です。

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