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MIZUKI DA FANTASIAのメンバーとして活躍した女性ピアニスト/キーボーディストによる23年のミニ・アルバム。「バルトークや教会音楽と70sロックの融合」と表現されたそのサウンドは、クラシックの高い素養を発揮し圧倒的表現力で駆け抜けるキーボードのプレイと、バックメンバーと紡ぐアンサンブルに強く感じられる70sプログレを受け継いだ緊張感や叙情性が見事に調和した素晴らしいもの。前作で主役を担ったピアノは勿論、ハープシコードやシンセ、メロトロンも全編で登場し彼女の音世界を格調高く彩ります。さらに本作で大きくフィーチャーされるのがパイプオルガンで、荘厳に迫りくるようなプレイがクラシカル・プログレとしての存在感・本格感を付与しており、元々パイプオルガン奏者として活動していた彼女ならではの持ち味と言えるでしょう。作品世界へといざなう本人による詩の朗読のほかフルートも演奏するなど、いち鍵盤奏者に留まらない多才ぶりにも注目です。本格派のクラシック/教会音楽に、KING CRIMSONのアグレッシヴさと緊張感、PFMの凛とした叙情美を足し合わせたようなスタイルは、クラシカル・プログレ好き、キーボード・プログレ好きには是非体験して欲しいです!
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