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のちにプログレ・ハード・バンドPRISMを結成するヴォーカリスト/ヴァイオリニストのHenry SmallとキーボードのJimmy Phillips、末期LIGHTHOUSEに在籍したドラマーBill Kingらカナダ人メンバー4人で結成、アメリカを拠点に活動したバンドによる76年1st。いやはや、これは驚くべきハイクオリティなプログレ・ポップですよ!英国で言えばSAD CAFEやO BANDやCAPABILITY BROWNの後身KRAZY KATあたりを彷彿させる、フックに富んだメロディライン、タイトでキレの良い演奏、全編を彩る華のあるコーラスワーク。それらを抜けが良く爽やかなウエストコースト・ロック流儀で仕立てたような極上サウンドに、聴いていてワクワクしっぱなし!演奏面で際立つのがキーボードの活躍で、転がるような軽快さと気品を合わせ持ったピアノにスペイシーなタッチで軽やかにリードを取るシンセ、そしてメロトロンっぽい音も含んで多彩に鳴らされるストリングス・シンセと、本作のカラーを決定づけています。もちろん確かな技巧で演奏を緩急自在にコントロールするリズム隊、涼やかな音色で西海岸風テイストを付与するギター、気持ちの良いハイトーンで歌い上げる実力派のヴォーカル、そのヴォーカルがここぞで披露する哀愁のフィドルも素晴らしく、どれが欠けてもこの奇跡的なサウンドは生まれなかっただろうと確信します。これぞ「隠れた名盤」。激カケレコメンド!
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